[見えにくい方へのワークショップ☆ 講師の手記] パーソナルスタイリスト
2015/02/27
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2015/02/27
はじめまして。2月22日に、ワークショップでスカーフ・マフラーの巻き方講師を努めさせていただいた土方です。
今回のノリージュは、目が見えにくい方だけを対象としたワークショップではなく、障がいの有無に関わらず、7名の方にご参加いただきました。
ファッションを楽しみたい思いに垣根はなく、体の感覚や見た目、または文化に違いがあったとしても、同じ気持ちを共有することが出来ます。
現代のファッションの主流は、常におしゃれを楽しむことの出来る環境下にいる人たちを対象としているので、そうでない人には難しいもののように感じられるかもしれません。
ですが、トレンドを取り入れたおしゃれが出来ない状況だったり、着るものにこだわることの出来ない日々を送っていても、ある日、お気に入りの指輪をはめてみたら、つい自分の手に見惚れてしまったり、女性ならついでにマニュキュアを塗ってみたくなった経験がある人は多いと思います。
ファッションとは、そんな身近なところから始まります。
すごくセンスの良いおしゃれがしたい訳ではなくても、自分が好きなアクセサリーを少しだけ取り入れられると元気を出せたり、一目ぼれして買ってしまったスカーフを首に巻くだけで、いつもと同じ服を着ていても、新しい服を着ているように印象を変えることが出来ます。上手に自分を表現することが出来たら自信が湧いて、その結果、意外と物事がスムーズに進むことがあります。
私はおそらく、日本で初めての車椅子ユーザーのパーソナルスタイリストです。身体に重度の障がいを持つ人がファッションを楽しむには、まだまだ一般社会から受ける問題が理解されない部分があるので、一般的なファッションスタイリストが提供するサービスとは別の角度からサービスの在り方を考えます。
そこで健康や障害によらず共通し、装いをする本人が求めているのは、自ら装うことへの知識。
今回のスカーフ・マフラーの巻き方ワークショップは、まさに参加者のファッションの幅を広げることになったと思います。
また、お顔の特徴から似合うファッションや色を診断させていただいたことで、目が見えにくくても本当にお似合いになる自分のためのファッションを知るきかっけになり、ファッションを楽しめるようになっていただけたら嬉しいです。
(パーソナルスタイリストは、個人をスタイリングするファッションスタイリストのことです)
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